エンボスヒーターは弱風でありながら、高温であるため、クラフト加工において便利なアイテムです。
しかし、身近なホームセンターや家電量販店などのお店では販売されていないことが多く、ネット以外で手に入れるのが難しいアイテムです。
せっかくハンドメイド作品を作るなら、エンボスヒーターのメリットも享受したいですよね。
そこで、身近にあるアイテムでできる、エンボスヒーターの代用法6つをご紹介します。
また、身近にある似たアイテム、ドライヤーについても、エンボスヒーターの代用として活用可能なのか比較してみています。
エンボスヒーターを身近にあるもので代用して、世界に1つしかない、お気に入りのハンドメイド作品を作成しましょう!
家にあるものでエンボスヒーターの代用もできますが、レジン作家として活躍しようと考えているなら、エンボスヒーターは1つは持っておいておいた方がいいアイテムです。
エンボスヒーターがあれば代用品よりもスムーズに作業ができますよ。
エンボスヒーターの代用品6つ!ご家庭にあるものでOK♪
エンボスヒーター無しで、どうやってレジンの気泡を抜いたら良いのかしら…。
エンボスヒーターが無くても、身近にあるもので代用できる方法がいくつかありますよ。
レジンの気泡を飛ばす際の、エンボスヒーターの代用品6つをご紹介しますね。
エンボスヒーターの代用を身近なもので!6つご紹介
エンボスヒーターを持っていないとなると、家庭にある身近なもので代用したいところですよね。
そこで、エンボスヒーターを持っていなかった私が、代用として実践できると感じた6つの方法をご紹介します。
あなたが試せそうな代用方法でレジンの気泡を取り除きましょう。
ドライヤー
温風を出せるドライヤーは、エンボスヒーターの代用品として活用することができますよ。
ドライヤーならどのご家庭にもあり、簡単に使用できるので代用しやすいアイテムですよね。
エンボスヒーターが弱風で高温になるのに対してドライヤーは強風のため、周りの物が飛ばされないように注意が必要です。
湯煎
レジン液は温めると粘度が低くなるため、湯煎しておくと気泡が抜けやすくなります。
そのため、エンボスヒーターが無くても綺麗に仕上げることができますよ。
レジン液を型に入れる前に温めてからクラフト作業に取り掛かりましょう。
湯煎する場合には熱しすぎると作業がしにくくなってしまうため、80℃前後の湯煎でレジンを温めるのがオススメです。
ヘアピン
ヘアピンも気泡を抜くのに活用することができます。
ヘアピンであれば、ご家庭にあるのではないでしょうか。
ヘアピンの湾曲している部分を活用して気泡をすくい上げてみると、小さな気泡も簡単に取り除くことができますよ。
手軽に気泡を取り除くことができるので、ぜひ試してみてください。
爪楊枝
爪楊枝であれば、多くのご家庭で常備しているはず!
そして、爪楊枝のメリットは使い捨てられることです。
様々な色のレジンを使用してる場合は、爪楊枝であればこまめに取り替えられるので、色が混ざらず綺麗な仕上がりになります。
取り除く方法は、爪楊枝で気泡を潰したり、すくったりすることで取り除けますよ!
ライター
1つずつ気泡を取るのは面倒!というあなたにオススメなのが、ライターを使用した方法です。
レジンは粘度のある液体のため、放置すると気泡が浮いてきます。
ライターでレジンの表面を熱すると、気泡が浮いてきて割れて無くなります。
この方法の注意点は、レジンの型や容器は熱に強い素材ではないということ。
レジンのみにライターの火が当たるように注意して熱するようにしましょう。
私はめんどくさがりなので、一気に気泡を取り除けるこの方法を実践したいと思いました!
私のように一気に取り除いてしまいたいあなた、火の取り扱いには十分注意した上で試してみてください。
温かい物の上に置く
温かい物の上に置くだけでも、レジンを温めることができますよ!
お湯を入れた容器にラップをピンと張って被せ、その上にレジンを乗せるだけで温められて、気泡を取り除けます。
冬になるとホットカーペットやこたつを使っているあなたは、その上にレジンを乗せるだけで温められるので、ぜひ活用してください。
自分の暖を取るだけでなく、レジンの温めにもなり一石二鳥です!
この方法はレジンが温まり気泡が抜けるまで時間を要するので、時間に余裕のある時に実践してみてください。
家にあるもの身近なもので、こんなに気泡を抜く方法があるのね!
あなたも実践できそうな方法があったのではないでしょうか。
エンボスヒーターが無くても様々な方法で気泡を取り除けますので、できそうな方法を試してみてください。
いくつか実践できる方法があったというあなたは、ご紹介した方法を組み合わせて気泡を取り除くのも良いですね!
そこで、まずはエンボスヒーターとはどんなアイテムなのかをご紹介しますね。
エンボスヒーターはクラフト作業で使える便利な道具!
実はエンボスヒーターは、ハンドメイドにおいて、とても便利なアイテムなのです。
しかし、今までハンドメイドをやったことがない場合、知らないアイテムだと思います。
私もハンドメイドをやっていなかったときは、エンボスヒーターについて全く知りませんでした。
エンボスヒーターは、クラフト作業に適した温風が出せるハンディタイプのヒーターのことで、ハンドメイドで使用されるアイテムです。
エンボスヒーターは250℃の高温の優しい風を出せるため、クラフト加工がしやすいのが特徴です。
種類は様々ですが、120℃から150℃の低温と、250℃〜300℃の高温に切り替えができるものが多いです。
では、エンボスヒーターは具体的にどのようなクラフト作業で活用できるのでしょうか。
- レジンの気泡を飛ばす
- プラバン作成
- エンボス加工
- プラスチック粘土を柔らかくする
- キャンドル作成
以上のような様々なクラフト作業で活用することができる便利アイテムです。
特に、エンボスヒーターはレジンクラフトの際、レジンの気泡を飛ばすために使用することが多いようです。
あなたもレジンクラフトのアイテムとして、活用しようとしているのでないでしょうか。
そんなエンボスヒーターは、ネットで2,500円前後で購入することができますよ。
ネット以外で購入するとなると、ホームセンターや家電量販店など、身近なお店では販売していないことが多いのです。
手芸店などでは取り扱っているお店もあるようですが、種類が少なく1〜2種類程度のみの販売のお店が多いようです。
ネット以外でエンボスヒーターを手に入れるのは難しいのね!
そうなのです。手芸店がどこにあるのかわからない、近くに手芸店がない、なんてこともあると思います。
私も今回エンボスヒーターが手芸店にあるとの情報を得ましたが、手芸店がどこにあるのか知りませんでした。
つまり、エンボスヒーターを手に入れたい場合は、ネットで購入するのが良いということですね!
エンボスヒーターの購入も検討してるというあなたは、ぜひ参考にしてみてください。
エンボスヒーターと代用品になるドライヤーを徹底比較
エンボスヒーターとドライヤー、似た機能のアイテムのような気がするけど、どんな違いがあるのかしら。
私も最初エンボスヒーターを調べた際、ドライヤーと形状も似ていて、何が違うのだろうと疑問に思いました。
そんな疑問を解消するため、エンボスヒーターと代用品のドライヤーを比較してみようと思います。
エンボスヒーター | ドライヤー | |
温度 | 弱:120℃ 強:250℃ | 100〜120℃ |
風量 | 弱温度設定で風量弱、 強温度設定で風量強に切り替え | 弱設定でエンボスヒーター強の2倍程度 |
気泡の抜けやすさ | 強温度・強風設定で1分程度で ほとんどの気泡が抜ける | 弱風設定で1分程度で大きな気泡は抜ける |
エンボスヒーターとその代用として使われるドライヤー、大きな違いは温度と風量だと分かりましたね。
気泡の抜けやすさも、エンボスヒーターの方が簡単に抜けることがわかりました。
ドライヤーは広範囲に温風を当てられるようになっています。
それに対してエンボスヒーターは、狭い範囲をピンポイントで温められるようになっています。
クラフト作業においては、細かい作業が多いため最適なアイテムということですね!
また風量の点においても、ドライヤーの弱設定はエンボスヒーターの2倍ほどとわかりました。
エンボスヒーターがドライヤーの半分の風量で高温にできるというのは大きな違いですよね!
ドライヤーで温める場合、周囲の物が飛ばされたり、レジン自体が飛ばされてたりしないよう配慮が必要です。
とはいえ、エンボスヒーターのように小さな気泡まで消すことは難しいですが、大きな気泡についてはドライヤーでも消せることがわかりました。
レジンクラフトには、あえて気泡を残して作成し、気泡をデザインとして取り入れたものもあります。
デザインによっては、ドライヤーで大きな気泡だけ取り除いて、細かな気泡はあえて残すなんて作り方も良いかもしれませんね!
エンボスヒーターを持っていないけれど大きな気泡だけでも一気に抜きたいというあなたは、代用としてドライヤーの活用も検討してみてください。
エンボスヒーターを代用するとプラ板作成できる!
今まではエンボスヒーターの代用方法をご紹介してきました。
クラフト作業の中には、エンボスヒーターを代用として活用できるものもあります。それが、これから紹介するプラ板作成です。
プラ板は、お好みのマジックなどでプラ板に絵を描いて、オーブントースターで熱することで作成できるプラスチックのハンドメイド作品です。
プラ板は100均でも購入でき、安価に手に入るため手軽にできるハンドメイドとして人気ですよね。
しかし、プラ板はオーブントースターで作成するため、オーブントースターが無いと手が出せないハンドメイド作品ですよね。
実は、エンボスヒーターはこのオーブントースターの代用品として活用できるのです。
オーブントースターの代わりに、エンボスヒーターでプラ板を作成できるなら作ってみたいわ!
私は、いつも食品を取り扱っているオーブントースターでクラフト作業するのが気になっていました。
私と同じように、プラ板作成にオーブントースターを使用するのは気が引けるというあなたは、エンボスヒーターでの作成に挑戦してみましょう!
まずは、必要なものを以下にまとめてみましたので、参考にしてください。
- プラ板
- エンボスヒーター
- プラ板を乗せる台2つ(1つはプレス用)
- 軍手などの手を保護できる手袋
- ピンセット(あればプラ板をしっかり持てるため便利
エンボスヒーターは高温になるため、プラ板を乗せる台には注意が必要です。
不要な厚めの板や本などの全面にクッキングシートを貼り付けたものを2つ作成すると良いですよ。
1つはプラ板を乗せる台として、もう1つはプラ板を熱した後のプレス用として使用します。
エンボスヒーターは弱風ですが、小さなプラ板では飛ばされる可能性があるため工夫が必要です。
小さなプラ板の作成の場合には、アルミニウムをお皿のように形作った上にクッキングシートを乗せた台がオススメです。
アルミニウムは一度クシャクシャして伸ばして活用しましょう。
中央をお皿のように凹ませることで、プラ板が飛ばされにくくなります。
アウトドア用のアルミ皿などが余っていたら、プラ板が飛ぶ心配も少なく耐熱のため活用できますよ。
以上の準備物品が用意できたら、早速作成していきましょう。
- プラ板にお好みのマジックなどで絵や文字を使ってデザインします。
- 準備した台の上にプラ板を乗せます。
- 周囲にティッシュや紙類などの燃えやすい物がないことを確認します。
- エンボスヒーターを5cm以上離して、プラ板に風を当てます。
- 満遍なく風を当ててプラ板を縮めていきます。
- プラ板が平らになったら風を止めます。
- 準備したプレス用の板または本を上に乗せてプレスします。
- プラ板が冷めたら完成です。
いかがでしたか?この方法なら、エンボスヒーターで簡単にプラ板を作成することができますよね!
ハンドメイド初心者や不器用でも作成できそうですよね。
エンボスヒーターをお持ちなら、ぜひプラ板作りの際のオーブントースターの代用として活用してみてください。
まとめ
- エンボスヒーターは、250℃の高温の優しい風を出せるため、クラフト加工しやすい
- エンボスヒーターはレジンクラフトの際に、レジンの気泡を飛ばすために使用できる
- エンボスヒーターの代用方法は6つあり、いくつかの方法を組み合わせるのも良い
- エンボスヒーターとドライヤーの大きな違いは温度と風量
- エンボスヒーターなら狭い範囲をピンポイントで温めることができる
- レジンの大きな気泡はドライヤーでも取り除くことができる
- プラ板作成において、エンボスヒーターはオーブントースターの代用品として活用できる
エンボスヒーターは、クラフト作業においてとても便利なアイテムですが、代用する方法があることがわかりましたね。
ご紹介したエンボスヒーターの6つの代用方法や、プラ板への活用などで、楽しく安全にクラフト作業をしてもらいたいと思います。
世界に1つだけのアイテムを作成できるハンドメイドを、ぜひ楽しんでくださいね!
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