レジン制作に使う道具は、残ったレジンを硬化して取り除いたり、エタノールで拭き取ったりするなどそれぞれ適したお手入れ方法があります。
道具が多くてお手入れも大変そう!それでもすべて揃えないと作家にはなれないのかな。
そんなことはありませんよ♪シリコンマットはクリアファイルなどで代用すれば使い捨てでき、お手入れに悩む必要はありません!
1本でレジン制作からモールド型や筆のお手入れまでこなせる、専用のレジンクリーナーも販売されていますよ。
本記事を参考にして、お手入れ方法に悩む時間を制作にじっくり充ててくださいね♪
- シリコンマットのお手入れ方法と使い捨てできる代用品
- シリコンモールド型のお手入れ方法と買い替えの目安
- 筆のお手入れ方法とレジン制作の際に使用すると良い理由
レジン制作ではシリコンマット・シリコンモールド型・筆などたくさんの道具を使うため、お手入れが大変ですよね。
パジコのレジンクリーナーなら、レジン作品を型から外すときも、型や筆のお手入れも1本でこなせるため専用の溶剤をあれこれ買う必要はありません!
レジンクリーナー1本ですべての道具がお手入れできるので、悩む前に1度使ってみてくださいね♪
レジン制作で汚れたシリコンマットの手入れは硬化する
レジン制作に使用するシリコンマットは、こぼれたレジン液でベタベタしたり、硬化したレジンのカスが取りきれなかったりと汚れてしまいます。
汚れたシリコンマットを使い続けないために、使用後は残ったレジンにUVライトを当て、養生テープで細かいカスを取り除いていきましょう!
シリコンマットが汚れたままだと、レジン作品にカスやベタつきがついてしまい、綺麗に制作できないのです。
汚れが気になって1度水洗いしてみたけど、余計にベタベタしてしまって困っています。
レジン液は油性のため、水洗いでは汚れが落とせません。
本項では、制作に欠かせないシリコンマットの正しいお手入れ方法と、使い捨てで代用できる身近なアイテムを紹介します♪
シリコンマットの汚れはライトで硬化してテープで取る
シリコンマットに付着したレジン液は、放っておくとベタベタしてしまいます。
シリコンマットは使用後にUVライトなどで硬化し、養生テープで細かいカスを取り除くと、レジン液のベタベタが作品に付着することを防ぎ美しい作品になります。
使用後のシリコンマットの正しいお手入れ方法は以下のとおりです。
- シリコンマットにUVライトを当て、付着したレジン液を硬化させる
- 硬化したらマットを丸めたり揉んだりして、固まったレジンを剥がす
- 養生テープでレジンの細かいカスを取る
レジン液は油性のため、水拭きや水洗いでは塗り広げてしまうだけできれいに汚れが取れません。
またシリコンマットは滑り止め効果が強く、固まったレジンを手で払ってもうまく捨てられないため、テープの粘着力で取りましょう。
養生テープはあまり馴染みがないのですが、ガムテープなどでは代用できませんか?
ガムテープやカーペットローラーでは粘着力が強すぎて、シリコンマットを痛める可能性があります。
逆にセロハンテープでは粘着力が弱すぎてカスが取りきれないため、程よい粘着力の養生テープがもっともおすすめです。
少し手間かもしれませんが、シリコンマットを長持ちさせるために購入して使ってみてくださいね。
養生テープは100円ショップやホームセンターで購入できますよ。
100円ショップで購入できる養生テープは10m巻のものが多いため、1度購入すれば長く使えますよ♪
シリコンマットはクリアファイル等で代用し使い捨てる
シリコンマットは、レジン制作専用のものがたくさん販売されていますが、クッキングシートやクリアファイルで代用できますよ。
クッキングシートやクリアファイルで代用すれば、潔く使い捨てできるため使用後のお手入れに悩む必要はありません♪
それぞれの特徴や使い方について紹介していきます。
<クッキングシート>
クッキングシートは両面シリコン樹脂加工されており、油分や水分を通しにくくなっています。
クッキングシートを使うとシリコンマットと同じように、レジンをペリッと簡単に取り外せますよ。
手軽に使えるクッキングシートですが、口コミの中には硬化したレジンが剥がれにくかったとの声もありました。
シリコンを両面に吹き付けた紙なので、シリコンマットに比べるとレジン液が染み込んでしまうことが原因のようです。
お菓子作りのときもクッキーの油分などがクッキングシートに染み込んでいますよね。
しかし手元にシリコンマットがないときには、まずは代用品として試せる身近な素材の1つです。
<クリアファイル>
クリアファイルはポリエステルやポリプロピレン素材でできているので、レジンがくっつかずに使いやすいうえ、使い捨てできて便利です。
小さなアクセサリーやキーホルダーを作るなら、A4クリアファイルの片面を8等分に切って使用します。
シリコンマットと違い表面がツルツルしているため、レジンの型枠がズレてしまいレジン液がこぼれる可能性があります。
そのため、クリアファイルに両面テープを貼って、作品の型枠がズレないように固定して使いますよ。
私が調べたときは100枚入りのクリアファイルが約1,200円で売っていたので、片面を8等分して使えば、使い捨てで1600回も使用できます!
お手入れの手間やベタベタを気にせずに使い捨てできるなら、1回1円以下で使えるクリアファイルのコスパは最高だと思いました♪
その他にもクッキー生地を伸ばすなど、お菓子作りに使うベーキングマットを使用しているという声もありましたよ。
まずは家にあるもので代用してみるのも良さそうです♪
レジン制作後モールド型のお手入れは洗浄と暗所保管
シリコンモールド型はレジン制作に欠かせないアイテムです。
シリコンモールド型に残ったレジン液が染み込んで劣化し、細かな亀裂が入ってしまうため、使用後は中性洗剤で洗ってよく乾かし、密閉して暗所で保管しましょう。
劣化やほこりなどで汚れたまま制作すると、レジン作品の表面が曇ってしまったり、シリコンモールド型から剥がれにくくなったりしてしまいます。
使用後の適切なお手入れで、大切なシリコンモールド型を長持ちさせましょう。
ただし、大切に使用していてもいつかは寿命がきてしまいます。
本項では、シリコンモールド型の寿命や劣化の目安についても解説しているので参考にしてくださいね。
プロは道具を大切にすると言いますよね♪
モールド型は毎回の洗浄とスペシャルケアで長持ちする
シリコンモールド型の劣化は、レジン液が付着して染み込んでしまうことによって起こります。
シリコンモールド型の使用後は毎回中性洗剤で洗ってよく乾かします。レジン液がついたまま放置しないことで長く使えますよ。
まずは使用後に毎回おこなうお手入れ方法について紹介します。
- シリコンモールド型を使用後、中性洗剤とぬるま湯、アクリルたわしで型に傷をつけないようにそっと洗う
- ティッシュや布で拭かずにしっかり自然乾燥させる
- 乾いたら綿棒で大きめのほこり、養生テープで表面の小さなほこりを取る
- ジップロックなどの保存袋に入れ、暗所で保管する
レジン液は油性のため、汚れが水洗いでは取れません。
毎回中性洗剤で洗ってレジンの油分を取り除きましょう。
また、シリコンは紫外線で劣化が早まってしまうので、必ず密閉して暗所で保管しましょう。
シリコンは細かいほこりがつきやすいので、密閉できる保存袋に入れるのがおすすめです!
それでも残ったレジン液のベタつきが気になるときは、以下の2つの方法でお手入れしてみてくださいね。
型から外した作品が曇る、ツルッとしていないなどのときも紹介するスペシャルケアをおこないましょう♪
- 薄くレジン液を流し再度UVライトなどで硬化して、残ったレジン片を取り除く
- 未硬化で残ったレジンをエタノールやレジンクリーナーで拭き取る
エタノールはアルコール成分のため、油性のレジン液を拭き取れます。
ドラッグストアで購入できるエタノール液以外に、アルコールティッシュも使いやすいですよ。
除光液やジェルネイルリムーバーで代用できるとの口コミもありましたが、アセトンが多く含まれるため型を傷めてしまう可能性があるようです。
エタノール以外には、専用のレジンクリーナーが有効です♪型からレジン作品をスルッと外しながら、型に残ったレジンの掃除もできて一石二鳥です!
エタノールに比べると割高ですが、慣れないうちは特に専用のレジンクリーナーを使うのが安心だと感じました♪
レジン液以外にラメなどパーツのこびりつきは、練り消しにくっつけて取れるので試してみてくださいね。
シリコンモールド型を綺麗に保つことで、ツヤツヤでガラス玉のような透明感のあるレジン作品を作れますよ♪
制作中は無理にレジンを剥がさない!離型剤を活用♪
使用後にシリコンモールド型をお手入れすることと同じくらい、使用中にレジン作品を無理やり引き剥がさないことも大切です。
シリコンモールド型からそっとレジン作品を外すためには、離型剤の使用がおすすめですよ。
レジン作品を型から無理やり引き剥がすことで型の劣化を早めたり、最悪の場合破れたりしてしまいます。
シリコンモールド型は、使用後のお手入れさえしていれば安心ではないのですね。
実は制作中も大切に扱って欲しいのです。
レジン作品が型から外れにくくなってきたなと感じたら、ぜひ離型剤を使用してみましょう。
離型剤にはスプレータイプやハケで薄く塗るタイプなどたくさんの種類があります。
レジン液を流す前に薄く塗布して使用しますよ。
離型剤を厚く塗ると表面がでこぼこしたり、シワが寄ったりするため注意しましょう。
またレジン作品が型から外れにくくなったときだけでなく、筒状など取り出しにくい形状の型に使用するのもおすすめです。
レジン制作ではシリコンマット・シリコンモールド型・筆などたくさんの道具を使うため、お手入れが大変ですよね。
パジコのレジンクリーナーなら、レジン作品を型から外すときも、型や筆のお手入れも1本でこなせるため専用の溶剤をあれこれ買う必要はありません!
レジンクリーナー1本ですべての道具がお手入れできるので、悩む前に1度使ってみてくださいね♪
モールド型は正しいお手入れで寿命が2倍!変色は替え時
劣化の目安は、シリコンモールド型の色が白っぽく変色してくることです。
シリコンモールド型を正しくお手入れすれば、しなかったときに比べて2倍くらい長く使えますよ♪
適切にお手入れせずに使い続けた場合の、シリコンモールド型の寿命は以下の通りです。
- UVレジン液の使用で20回程度
- 2液性レジンで30回程度
20回で型が使用できなくなってしまうとは、私はかなり少なく感じました。
値段が高かった型やお気に入りの型は、少しでも長く使いたいですよね。
シリコンモールド型を繰り返し使用すると、目には見えないくらい小さなひび割れが生じます。
新品のときに比べると色が白っぽくなり、手触りも硬くなっていきますよ。
型が劣化したまま使い続けるとレジン作品がすりガラスのように白く曇ってしまい、レジンは次第に型から剥がれにくくなってしまいます。
無理に剥がすとシリコンモールド型が破れてしまうことも。
正しくお手入れしていても白く変色して、レジンが剥がれにくくなってきたら残念ながら取り替えどきです。
レジン制作で筆のお手入れはエタノールで洗浄♪
レジン液がベッタリついた筆は、放置すると固まってしまい使用できなくなるため、毎回使用後にエタノールで洗浄し適切なお手入れをしましょう。
レジン制作中、手元に少量のエタノールやレジンクリーナーを入れて置いておくと、色替えしたいときもすぐに筆を洗浄できて便利ですよ♪
また本項では、制作のために使用中に一時的に洗いたいときの方法や、筆を使うべき理由も紹介しています。
筆はエタノールで洗浄!固まっているなら除光液に浸す
筆についたレジン液は油性のため、水洗いでは落とせません。
レジン液をしっかり落とせていないと、筆がパキパキに固まり使えなくなってしまいます。使用後は毎回エタノールでよく洗浄し、蓋をして保管しましょう。
わが家にもペンキでパキパキに固まってしまったハケがあります…。あんな風になると買い替えかな…と思ってしまいますね。
レジン制作に使用した筆の正しいお手入れ方法を紹介します。
- キッチンペーパーなどで筆についたレジン液を、毛が抜けないようにそっと拭き取る
- アルコール除菌シートなどでレジンを拭き取る
- 少量のエタノールやレジンクリーナーをカップに出し、筆を洗浄する
- ペーパーで水分を拭き取り、蓋をするか、なければアルミホイルで筆先を包む
レジン液は油性のためアルコール成分であるエタノールで落とせますよ。
しかしシートで拭き取るだけでは筆の内側に染み込んだレジン液を取りきれないため、カップに入れたエタノールやレジンクリーナーでしっかり洗いましょう。
レジンクリーナーは、筆を洗う以外にも型からレジン作品を外すときの離型剤としてやお手入れにも使えるため、1本持っておくことをおすすめします!
また、ピンセットや棒についたレジン液は紙で拭き取ったあと、ベビーオイルや離型剤などレジン液と同じ油性のもので拭き取れますよ。
あの…。すでに筆がパキパキに固まってしまっているのですが…。
すでに固まってしまった筆を復活させるには、除光液に15分ほど浸しておきましょう。
アセトン入りの除光液やジェルネイルリムーバーは筆の毛を傷めてしまう可能性が高いため、ノンアセトンのものがおすすめです。
小さめのカップに少量のエタノールを入れて作業台に置いておけば、色を変えたいときや筆にレジン液が溜まってもたついてきたらすぐに洗えますよ。
エタノールは蒸発しやすいため、容器は蓋つきのものを用意しましょう。
ダッペンディッシュと言われる、洗浄剤を入れるための蓋つき容器がたくさん販売されています。
かわいくておしゃれなものが多くて、手元に置いてあるだけで人気作家さんになった気分♪
レジン作品は筆づかいで気泡を減らしワンランクアップ
レジン作家にはパーツを並べるときなどの作業に爪楊枝を使う人が多いようですが、作品の質を上げるなら筆の使用がおすすめですよ。
レジン制作で筆を使うメリット2つを紹介します。
- ドライフラワー・ドライフルーツなどをレジンに封入するときに、素材の表面に筆でレジン液をコーティングすると気泡が入りにくい
- レジンの表面をコーティングするときに効率よく塗れる
気泡がなく美しいクリアなレジン作品は高品質と評価されます。
筆を購入するときは必ず蓋つきのものを選びましょう。
蓋をせずにそのまま保管していると、細かなほこりがついたり、取りきれないレジン液が固まって使えなくなったりしてしまいます。
レジン専用ではなくネイル用の筆を選べば、筆先の幅や細さもさまざまなものが販売されています。
ごく細い筆先のものを選べば細かいドットなども描けるため、作品のデザインの幅が広がりますよ♪
まとめ
- レジン制作で使用するシリコンマットは、UVライトなどで硬化させてから養生テープでくっつけて取る
- クッキングシートやクリアファイルなら、シリコンマットの代用として使い捨てできる
- シリコンモールド型の使用後のお手入れは、中性洗剤とぬるま湯で洗って自然乾燥し、密閉容器に入れて暗所で保管する
- シリコンモールド型は数回に1度、レジン液を薄く流してUVライトで硬化し、残ったレジン片をしっかり取り除くスペシャルケアをする
- シリコンモールド型は硬化したレジン作品を無理に引き剥がすと破れてしまう可能性があるため、離型剤の使用がおすすめ
- UVレジン液の使用で40回、2液性レジンで60回ほど使用すると、正しくお手入れしても劣化してしまうため買い替えが必要
- 筆はレジン液が残らないようにエタノールやレジンクリーナーで洗浄し、蓋を閉めて保管する
- レジン制作するときは、封入する素材に筆でレジンコーティングしてから入れると気泡が入りにくく美しい作品になる
レジン制作は回数を重ねるごとに、いろいろなバリエーションができて楽しくなりますよね。
シリコンマットやシリコンモールド型、筆などのお手入れを正しくおこなって、大切な道具を長く使ってくださいね。
あなたが素敵なレジン作家になれるよう応援しています。
レジン制作ではシリコンマット・シリコンモールド型・筆などたくさんの道具を使うため、お手入れが大変ですよね。
パジコのレジンクリーナーなら、レジン作品を型から外すときも、型や筆のお手入れも1本でこなせるため専用の溶剤をあれこれ買う必要はありません!
レジンクリーナー1本ですべての道具がお手入れできるので、悩む前に1度使ってみてくださいね♪
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