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レジン作品販売の注意点は2つ!著作権や確定申告などわかりやすく解説

レジンの販売でまず注意すべき点は、おもに著作権や確定申告についてなど法律に関わるもの2つです。

レジンの販売に挑戦してみたいが、何に注意をすれば良いのかが分からないと不安になりますよね。

ハンドメイド作家が身近にいながら私も全く知らず、とても恐ろしく感じました。

「知らなかった」では済まされないことがあるのでしっかりとこの記事で紹介します。

この記事でわかること
  • レジンの販売で法律に関わる注意すべきこと2つ
  • レジンの作品に沿える取り扱い説明書でトラブルを回避する方法
  • レジンの販売からクレームに発展した時の対応とその種類
目次

レジン販売の注意点は2つ!著作権や確定申告について

「自分で作った作品を売りたいけどなんだか怖い。。。」「一体何に注意すればいいの?」と不安なあなた。

レジン作品の販売で注意すべき点は、おもに著作権や確定申告についてなど法律に関わるもの2つです。

最近はフリーマーケットやフリマアプリを使って誰でも簡単に自分の作品を販売できるようになっています。

自分の作品が誰かに愛されて大切に使ってもらえると思うと作品づくりも捗りますよね♪

しかし、誰でも気軽にできるからこその落とし穴もあるのです。

そう聞くと「レジンは趣味のままでいようかな…。」と感じてしまいますが大丈夫です。

この記事でしっかり注意すべきことを理解すればもう何も怖くはありません!

私自身、自分の作品を販売している母の手伝いでフリーマーケットはよく行くのですがこんなに注意すべきことがあるとは知りませんでした。

余計なトラブルを避けるためにも注意すべきことをしっかりと調べました!

それでは自信を持ってレジン販売ができるように注意点をチェックしていきましょう♪

商用利用NGの商品を作品に使うと著作権違反や盗作に!

自分の作品を作るとき、好きなキャラクターを摸した物を作りたくなりますよね。

自分で作品を作っていると意図せず「著作権違反」「盗作」になってしまう可能性がとても高いのです。

悪気なく販売していた作品が原因で逮捕されてしまうなんてことは絶対に避けたいですよね。

そもそも著作権とはなんなのでしょうか?念のため確認しましょう。

著作権とは
  • 自分の作った作品を「著作物」
  • 著作物を作った人を「著作者」
  • 著作者に対して法律で与えられる権利を「著作権」

著作権という制度は法律で権利を与えることによって守られているのですね。

たとえば、個人がSNSなどに投稿した写真やイラストも著作権の対象になります。

SNSに投稿したからといって、著作権を放棄したわけではありません。

著作権制度はその作品を作った方の苦労や努力を報い、守ることによって日本の文化全体を発展させる。

そして著作物の正しい利用と著作権を保護するためにあります。

著作権とはなにかを理解し、著作物を尊敬する気持ちを持てばある程度は回避できそうですね。

自分の作品を楽しく販売するために「著作権違反」に当てはまる可能性のある作品を紹介します。

注意すべき作品

大まかにまず注意すべき商品を確認しましょう。

  • キャラクターやブランドロゴ
  • インターネット上の写真やイラスト
  • 商用利用禁止の素材
  • 芸能人やアイドル

なるほど。こうして並べてみると注意すべきことが結構ありますね。

具体的に1つずつ著作権に触れるものをみてみましょう。

キャラクター商品やブランドのロゴ

キャラクター商品というと日本はアニメ大国なので沢山思い浮かびますね。

可愛いキャラクターが沢山いるので使いたくなってしまいますが、そこはグッと堪えましょう。

キャラクターやブランドのロゴを使った商用利用は不可です。

自分の好きなキャラクターやブランドの作品を作りたくなってしまう気持ちはとても分かります。

インターネット上の写真やイラスト

インターネット上の写真やイラストも意外な落とし穴かもしれません。

フリー素材と称して公開されているものでも商用利用不可なものがあります。

私もフリー素材はなにに使っても良いと思っていたのでびっくりしました!

その写真やイラストの裏側にはあなたと同じ作家さんや写真家さんがいるのです。

せっかく使うならみんなが幸せになる使い方をしたいですね。

手作りキットなど商用利用禁止の素材

商用禁止の素材とは何なのかパッとイメージつきませんね。

商用禁止の素材は、著作権マークか商用利用不可と記載されていることが多いです。

著作権マークは©です♪

ハンドメイド雑貨の充実しているお店でも商用利用ができる物もあればできない物もあります。

100円ショップでも会社により方針がかなり違うようです。

  • Seriaの商品:すべて商用利用不可
  • DAISOの商品:商用利用可能

(DAISOで売っていても商用利用NGなものもあるので注意が必要です)

一概に使えます!という訳にはいかないのが現実です。

なんとなく100円ショップは著作権などの縛りが緩そうなイメージがありましたが、会社によるのですね。ビックリです!

パーツなどの素材を購入するときはしっかり確認してトラブルを回避しましょう♪

芸能人やアイドルの写真や模した作品

芸能人やアイドルを使った作品も違法になってしまうので商用利用不可です。

芸能人やアイドルはファンが沢山いるので作品として作ったら需要はかなりありそうな気がしてしまいますね。

肖像権って著作権と違うのですか?

急に著作権とは違うものが出てきましたが、芸能人の写真は肖像権で守られています。

肖像権とは

肖像権とは他人から無断で写真を撮られたり、無断で公表・利用されないように主張できる権利のことです。

街中でアイドルショップを見かけるとかなり色々な年齢層の方がいて需要があるのだな。と思うことが多々あります。

芸能人やアイドルの商品は沢山売っているので、購入して応援するとしましょう♪

定められた金額以上を稼いだら確定申告をしよう!

自分の作品が売れて収入が得られると、とても嬉しいですよね。

しかし、大勢の人から愛される作家になれたときに注意しなくてはいけないことがあります。

レジンの販売を本業・副業として収入を得る場合、法律で定められた金額以上を稼いだ場合は確定申告をする必要があります。

確定申告とは1年間・報酬・経費を整理して税務署に提出し、税金額を決める大切なものです。

案外見落としがちですが、「知りませんでした」では済まされないのが確定申告の怖いところです。

年数によってはかなり高額になるそうですよ。

確定申告は会社がしてくれることも多いのでなんだか難しいイメージがありますよね。

私も実は青色申告をしているのですが、書類さえあれば提出するのは想像するよりも大変ではありません。

どちらかというと毎月の収入と支出を細かく記入しなくてはならないのが手間に感じます。

それでは確定申告が必要となる条件を本業・副業と共に紹介していきます。

レジンの作品を本業として売る場合
  • 所得が48万円(基礎控除額)以上になった場合
  • 公的年金を受給されていても年金の収入が400万円よりも多く、それ以外の所得金額が20万よりも多い場合

基礎控除とは生活するのに最低限必要な金額を想定し、所得税からその48万円には税金をかけないというものです。

生活するうえで最低限以上の金額を稼いだら税金を払う。案外シンプルで分かりやすいですね。

レジンの作品を副業として売る場合
  • 副業で得た所得の合計が20万円以上になった場合

作家としては確定申告が必要なくらいに収入が得られたら幸せですよね!

そんな近い将来のためにしっかりと予習をしておきましょう♪

レジン販売では取り扱いの説明を添えてトラブル回避

レジンの作品を販売するうえで商品に対する説明不足はクレームや返品の原因となりやすいので注意が必要です。

フリーマーケットで販売するときはお客様と直接やり取りができるので勘違いは起こりにくいですよね。

お客様目線で「想像と実物が違う!」「すぐ壊れた」などの回避できたはずの問題まで出てきてしまいます。

手作りの作品は繊細で1つ1つが違うところも魅力ですが、購入する方がどう捉えるかは人によって違いますよね。

お客様に前もって説明できていなければ、購入後に「知らなかった」といったクレームに発展しかねません。

それでは心を込めて作ったレジンの作品もあなたも、購入したお客さまも報われません。

私も以前、手作りの作品をプレゼントしてもらったときに友人が丁寧に取り扱い説明書を付けてくれたことがありました。

取り扱い説明書があることでその作品への理解と作家の気持ちがより伝わるような気がしてとても温かい気持ちになったのです。

注意すべき点
  • 作品の取り扱いについて
  • キャンセル・返品・交換について

取り扱い説明書は作品の運命を左右する大切なものなので1つずつ説明していきます。

作品の取り扱いについてお客様に寄り添う説明書を書く

まずはレジン作品についてをしっかりと説明しましょう。

作品の取り扱いについては実際にあなたがお客様に寄り添い、伝えたい点を記載することが大切です。

その作品のことを一番理解しているのは作家のあなたしかいません。

直接やり取りができない場合は特に丁寧に念入りに書いておきましょう!

書きすぎて損することはありません♪

念のため、参考としてレジンの作品を販売するにあたって記載しておいた方がよい点をまとめました。

作品の取り扱いに記載しておくと良いこと

あくまでも参考として必要だと思われる作品にお使い下さい。

  • 品質について(レジン作品すべてに該当)
    • 保管方法や紫外線で時間と共に作品が変化していくことを記載
  • 子供やペットの誤飲について(小さいサイズの場合)
    • 誤飲については責任を負いかねることも記載
  • コーティング加工について(コーティングしている場合)
    • アフターケアや傷つかない保証はないことを記載
  • 強度について(繊細な作りの場合)
    • 部品が欠けたり破損の可能性が既製品より高いことを記載
  • 金属アレルギーについて(金属の部品を使っている場合)
    • 部品で金属を使っていること・樹脂部品対応の可否を記載
  • 作品の状態について(同じデザインを複数作成・対になっている作品を出品している場合)
    • 手作りであるため色や形、模様の1つ1つが全て違う出来になることを記載

作品によって取り扱い説明書に記載する内容も変わってきますね。

取り扱い説明書はカードとして作品に添えたり、アプリなどの作品紹介文に記載する方法があります。

寄り添う心を持って取り扱い説明書を作っていきましょう♪

返品と交換についての条件をあらかじめ明記しておく

返品・交換についてはあなたの方針をしっかりと記載しておきましょう。

もし返品・交換について記載していないと、購入した後に「部品が割れていた」などと言われても太刀打ちができません。

他にもどんな理由で要求されても前もって取り扱い説明書に記載をしておくことでトラブルを回避できます。

内容にもよりますが、要望をお断りするのはとても気疲れしてしまいますよね。

お客様のためだけではなく、あなたのためにもしっかりと自分の中でルールを決めておくと楽になるかもしれません。

せっかく作った作品に興味を持ってくれたお客様と気持ちよくやり取りができるように説明書きはしっかりと抜かりなく記載しましょう!

レジンの販売からクレームに発展したら素早い対応を!

レジン販売をするうえで作家として恐れるものといえばクレームですよね。

SNSの普及している今自分の作家としての評価がどこで下げられるか、見えない恐怖があります。

クレームとしては「配送」「商品」「入金」「対応スピード」が多いそうです。

レジンを販売した後に万が一クレームに発展した場合はスピーディーに対応しましょう。

これまで前項で注意すべきことやトラブルを事前に防ぐ取り扱い説明書について紹介してきました。

こればっかりは仕方ありません。どれだけその種を前段階で摘んでおけるかという世界なのです。

私もよく人に叱られることがあるので興味があり調べてみました。

どうやらクレームとは2種類に分けられるようです。その種類と対応方法まで見てみましょう。

クレームの種類
  • お客様都合のクレーム
  • それ以外が原因のクレーム

「んんん?」もうなんとなく分かってしまいましたね。

苦労するのが1つ目の「お客様都合」のクレームです。

レジン作家の先輩方の意見をもとに対応方法をマスターしましょう!

お客様都合のクレームは必要以上の対応はしなくていい

お客様都合のクレームとは主に「想像と違った」といった意見のことです。

1つ1つ心を込めて作っているのに「そんなことを言われても!」と思いますよね。

ほかにも、「形が悪い」「尖っていて危ない」「かわいくない」といった内容もあるそうです。

お客様都合のクレームへの対処方法はずばり、返金・交換の対応はお断りすることです。

まずは期待に沿えず、申し訳なく思っている旨を伝えたうえで、丁寧にお断りしましょう。

気に入る作品を提供できなかったことに対して、まずは謝罪しましょう。

しかし、破損や不備がなく、取り扱い説明書にも記載していた内容のクレームについては返金・交換の必要はありません!

そんな時は心が痛くなりますが返信しない方がお互いのためでしょう。

返品・交換などの対応をしない場合はもうあなたにできることはありません。

こうして人間は強くなっていくのです。

作家側に原因があるクレームは3つの順に沿って対応

お客様都合以外のクレームは「破損」「発送ミス」などが多いそうです。

お客様都合のクレーム以外は、しっかりと謝りお客様の望む対応をしましょう。

クレームの理由があなたに非のない配達ミスだとしてもです。

破損なのか、届かないのか、理由に寄り添った文章でしっかりと謝罪をし、以下の提案をします。

対応の基本の順

1.修理をする

2.返品交換をする

3.返金をする

1から順番に提案していき、最終的にお客様が望まれたら返金対応をすることが基本です。

状況によっては購入後数か月たって使用中の破損の連絡がきたら対応する作家さんもいます。

その場合は「修理」での対応で送料は作家負担だそうです。

やはり作品をつなぐのは人間なのですね。

まとめ

  • レジン販売するために注意すべき点で法律に関わるものは主に「著作権違反・盗作」「確定申告」の2つ
  • キャラクターやブランドや商用利用不可の素材を使うと著作権違反になる
  • インターネット上の写真やイラストはフリー素材であっても、商用利用不可な場合があるため注意する
  • 芸能人やアイドルは肖像権違反になるので利用不可
  • 確定申告は、本業の場合48万円・副業の場合20万円以上の所得が発生すると申請しなければならない
  • レジン販売する時は取り扱い説明書を作品紹介文に記載したり、カードにして作品に添付したりするとトラブルを回避できる
  • 破損や不備がなく、取り扱い説明書にも記載していた内容で、お客様都合のクレームについては返金・交換の必要はない
  • クレームに発展したら、修理→返品交換→返金対応の順でトラブルを素早く最小限に解決する

レジンの販売をする上で注意すべきことは沢山あります。

ですが、注意すべきことを知った今、あとあなたに必要なのは経験を積むことだけです!

さあ、プロのレジン作家としての未来へ突き進んでいきましょう♪

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