レジンアクセサリーは、キラキラで透明感があって幅広い年代層に人気ですね♪
ハンドメイドも流行っているし、不器用な私でも出来るかも!と思い立ったのですが、長く使えるのか気になりました。
レジンアクセサリーには寿命があるんだって!
せっかく作ってもすぐに寿命→廃棄というのは悲しいですよね?
寿命はどれくらいかというと実は、明確な期限は特定できず2~3年が目安のようです。
もし保管方法や材料選びで寿命を延ばせるなら事前にチェックしたいですね。
また、レジンアクセサリーは紫外線や気温の影響を受けやすいですが、生きて色の変化が楽しめる貴重なアクセサリーとも言えます。
ここではレジンアクセサリーの長持ちの方法と楽しみ方をわかりやすくご紹介しますね。
出来上がったレジンアクセサリーを紫外線から守るためのコーティング剤。
日光や蛍光灯による紫外線からレジンアクセサリーを守り、黄変や劣化を防ぐUVカットスプレーです。
多くの作家さんのブログでも紹介されています。紫外線カットするだけでなく表面に光沢も出て美しい仕上がりなのでおすすめ♪
レジンアクセサリーの寿命は約2年!原因は紫外線⁉
レジンアクセサリーの寿命、つまり廃棄のタイミングとはなんでしょうか?
レジンアクセサリーの寿命は、明確な期限は特定できず2~3年が目安のようです。
レジンが黄色く変色すると劣化のサインです。
どのような状態かというと下の写真を見て比較するとよくわかると思います。
左側は透明ですが、右側は黄色または茶色に変化していますね。
写真だけ見ると、最初からこの色だったと言われれば気づかないかもしれません。
ですが透明だと思っていたアクセサリーがいつのまにかこのように変色していたら悲しいですよね。
寿命、つまり捨て時だと思っても仕方がありません。
このように変化してしまった原因は4つ挙げられます。
- 紫外線
- 高温多湿
- 酸素
- 材料の選び方
さて、原因がわかったところでその予防法を考えてみましょう。
経年劣化はどうしても避けられないことですが、保管の仕方で長持ちさせることができます。
紫外線はレジンアクセサリーにとって最大の敵
【紫外線対策】
簡単に出来ると評判のUVレジンは、UVライトを照射して硬くするのにどうして紫外線に弱いの?
そうですよね。でも、実はレジンは元々日光や蛍光灯などの紫外線を長く浴びることで黄色く変色してしまいます。
レジンにとって紫外線は長時間受けるほどダメージが大きくなるので、直射日光を避けて保管します。
光を反射するとレジンアクセサリーはとても綺麗なので飾っておきたい!と思ってしまいますよね。
でも長持ちさせたいのであれば部屋の窓際は避けたほうがよいです。
また、レジンアクセサリーが完成したら紫外線防止のスプレーを使用するのもおすすめです。
冒頭でもご紹介しましたが、多くのサイトやブログでも紹介されている優れものです。
紫外線からのダメージを防ぐためのUVカットスプレーで作品を守りましょう。
高温多湿や酸素などの環境による影響
【高温・多湿・酸素】
レジンは熱に弱く高温にさらされると変形してしまいます。
また、湿度については水に触れても基本的に弱くはありませんが、長時間の耐水性はないので保管場所には注意が必要です。
また、私たち人間や物質が空気中の酸素の影響で酸化するように、同じくレジンも経年劣化します。
経年劣化しているレジンは黄変やべたつきがあるのが特長です。
銀(シルバー)のアクセサリーも酸化によって黒く変色しますが、専用のクリーナーで元に戻りますよね。
でも、レジンは残念ながら一度変色したら元には戻りません。
レジンアクセサリーもレジン液も保管方法は、高温多湿を避け、出来れば20度以下の冷所へ保管しましょう。
レジン液に関しては、アルミホイルに包む、黒いビニール袋に入れるなど、なるべく空気に触れないように密閉するのがよいです。
そしてこれだけは注意すべき重要ポイントがあります。冷蔵庫保管は絶対にNGです!
レジン液は揮発性が高いため、蒸発した気体を吸い込むと具合が悪くなったり、アレルギーを引き起こすこともあるそうです。
レジン液やパーツなどの材料の選び方にも注意
【レジン液の質が悪い・古い】
今はお手頃価格で100円ショップでもレジンアクセサリー用の材料が簡単に入手できますが、レジン液だけは黄変しやすいという声が多いようです。
また、有名メーカーのセールなどで極端に値下げされているものも要注意です。
セール品の中には製造年月日が古いこともあり、すでに経年劣化しているレジン液を使用すれば当然アクセサリーの寿命も短くなります。
レジン液は、製造年月日が古いもの、低品質のものは使用しないほうがよいです。
また、次のような黄変しにくいUVレジン液を選ぶのもよいですね。
黄変の変化実験をしているサイトやブログの複数から高評価をうけている商品。
黄変しにくいレジン液。名前の通り艶と透明感で選ぶなら一番のおすすめです。
【使用するパーツの選択】
レジンアクセサリーに封入するパーツに生花や食物などを使用すると腐食やカビの原因になります。
中から液体が溶けて流れ出してしまうこともあります。
相性の良いパーツとしては下記のような種類が挙げられます。
ドライフラワー、ビーズ、ラメ、グリッター、チャーム、ネイルシール、ホログラム、金属パーツ、貝殻、星の砂、デザインシート、ガラスカレットなどです。
レジンアクセサリーを長持ちさせるのでしたら、レジン液はケチらないことです。
そして、使用するパーツの水分は拭き取ったり、乾燥させることでカビや腐食の防止になります。
レジンアクセサリーの黄変を活かせばおしゃれになる!
レジンアクセサリーの寿命を短くしてしまう変化の1つが黄変です。
でも実はこの黄変も視点を変えるだけで、レジンアクセサリーの楽しみ方も変わってきます。
黄変を予防しながらの楽しみ方、知りたくありませんか?
黄色の着色料を使ったデザインでアクセサリーを作れば、徐々に黄変が重なり、色の変化が楽しめます。
レジンアクセサリーは生きている♪
デザインや色を工夫すれば、色の変化も楽しみに変わります。
レジンアクセサリーの黄変はどうしても避けられないことです。
作ったアクセサリーを紫外線に当てず使わないで一生暗所にしまい込んでいるわけにもいきません。
それなら、最初から黄変を見越してデザインや色を決めていくのも素敵だと思います。
例えば、黄色を使ったデザインでアクセサリーを作れば、徐々に黄変が重なり、金茶から茶色へと色の変化が楽しめます。
夏から秋への自然色のグラデーションのように季節感を感じられるレジンアクセサリーになりますよ♪
携帯電話のアプリでもセピア加工があるくらいですから、レジンアクセサリーでアンティーク気分になるのもアリなのでは?!と思います。
レジンアクセサリーが生きているからこその楽しみ方なのかもしれませんね♪
知っておくと便利!レジン液の性質と特長
レジンとはもともと樹脂の意味で、大きく分けて天然樹脂と合成樹脂にわけられます。
レジンアクセサリーで使用されるのは合成樹脂です。
なかでも、レジンアクセサリーに使用されるレジン液の種類は大きく分けて2種類です。
- UVレジン(LED)レジン
- エポキシレジン
下記は2種類の特長を表にまとめてみました。
レジンの種類 | UVレジン(UV-LEDレジン) | エポキシレジン |
使い方 | 1液で使用 | 2液を混ぜる |
透明度 | 〇 | ◎ |
硬化方法 | 紫外線(LED) | 化学反応 |
硬化時間 | 約1分~6分 | 約1日~2日 |
作品の特長 | 薄い物 小さなもの | 厚みのあるもの 立体物 |
黄変 | する | する |
価格 | △ | 〇 |
紫外線 | 弱い | とても弱い |
湿度 | 弱い | 弱い |
どんなものを作りたいか、何に使うのかなどの用途に応じて作り分けられるので、それぞれの特長を知っておくのはよいことだと思います。
レジンアクセサリーキットのおすすめを紹介♪
レジンアクセサリー作りに初挑戦しようと思っているならスターターキットがおすすめです!
特に初心者には硬化時間の短いUVレジンがオススメとあり、初心者向けのUVレジンアクセサリーキットもたくさんネットなどで紹介されています。
ここでは黄変や劣化しにくいUVレジン液入りのレジンアクセサリーキットをご紹介します。
パジコの星の雫のレジン液は、ほとんど黄変しないことで定評があり、硬化も早いので作家さん達にも支持が高いです。
私もパジコの星の雫を使っていますが、着色せず使用したときの透明度も高いと思います!
しかも硬化後のべたつきも少なく扱いやすいのでおすすめです♪
キットの内容には、着色料やモールド(レジン液を流す型)は入っていませんが、100均などでも入手出来ます。
そのかわりハンディーライトなどは長く使用できるものが重要なので、このスターターキットはオススメです。
スターターセットの中身は、星の雫ハード30g、調色パレット、調色スティック、UV-LEDハンディライト、レシピ本の5点が入っています。
レジンアクセサリーを作成する上で必要な道具としてはキットの中には最低限揃っています。
それ以外にもこんなものがあったら便利♪ということで、レジンアクセサリー作りをわかりやすく初心者向けに解説している動画をご紹介します。
チャンネル内では他にも質問コーナーなどの動画もあるのでご参考にされるとよいと思います。
私が注目したのは、UVレジン液の保管アイテムです♪
赤や緑やブルー、ピンク、オレンジ、自分のオリジナルカラーなど、レジン液に着色して余ったけど、どうしよう。
UVレジン液は紫外線で硬化するので、UVライトを当てたり紫外線にさらさない限り固まることはありません。
でも家の中の電気や蛍光灯にも紫外線は少なからずありますので、やはり遮光での保管が必要になってきます。
レジン液保存容器が何個かセットでAmazonなどで販売されています。
お値段も10個セットで450円前後なので持っていると便利だと思います。
ちなみに、これはUVレジン液用ですので、エポキシレジンは2液を混ぜると化学反応で時間経過と共に固まってしまうので1液と2液と別々の保管が必要です。
まとめ
- レジンアクセサリーには寿命があって2~3年が目安をみること
- 紫外線はレジンアクセサリーを劣化させる最大の敵である
- 保管方法や材料の選び方次第でレジンアクセサリーの寿命は延ばすことができる
- レジンアクセサリーの寿命を縮ませる原因は紫外線、高温多湿、酸素以外に材料の選び方が重要である
- レジンアクセサリーの黄変は避けられないが予防と工夫で寿命を延ばすことができる
- レジンアクセサリーを長持ちさせるには直射日光、高温多湿を避けて出来れば密閉して保管する
- 最初は失敗せずに長持ちするレジンアクセサリーを作れるキットがおすすめ
- レジンアクセサリーの寿命を知ることで楽しみ方が増える
作る前に寿命を考えるなんてどうなのだろう?と最初は思いましたが、レジンアクセサリーの寿命を知ることは、材料や時間を無駄にしないためにも大切です。
そして期間限定だからこそ楽しめますし、生きていることを強く感じさせてくれる輝きがレジンアクセサリーにはあります。
共に暮らしているペットのように一緒に楽しみながら時を重ねて変化していきます。
レジンアクセサリーの寿命を知ることで、黄変や劣化でさえも愛おしく感じるようになりました。
レジンアクセサリーは合成樹脂から作られますが、同じ樹脂の仲間である琥珀は天然樹脂です。
レジンの黄変した色って琥珀色に似ていませんか?人工的に作られた樹脂が自然の光の力で天然色に近づくなんてとても素敵なことだと思います♪
出来上がったレジンアクセサリーを紫外線から守るためのコーティング剤。日光や蛍光灯による紫外線からレジンアクセサリーを守り、黄変や劣化を防ぐUVカットスプレーです。
多くの作家さんのブログでも紹介されています。紫外線カットするだけでなく表面に光沢も出て美しい仕上がりなのでおすすめ♪
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